シモーヌ ★★★

監督・アンドリュー・ニコル 出演・アル・パチーノ レイチェル・ロバーツ ウィノナ・ライダー キャサリン・キーナー エヴァン・レイチェル・ウッド

設定はよくあるものだが、主人公が映画監督だというところに皮肉が利いている。それで最高の女優を演じているのが自分の奥さんというのが、またなんとも…。実在しないモノを証明していく作業が後半、すべてひっくり返って主人公を追い詰める伏線であることがわかっていく展開は上手く出来ていて、素直に感心した。エピローグをハリウッド的蛇足だと思うかどうか。