ジョゼと虎と魚たち ★★★★

監督・犬童一心 出演・妻夫木聡 池脇千鶴 新屋英子

「壊れ物の分」という言葉に惹かれました。無理なものは無理だし、一時は、それが出来ても永遠となると難しい。この世にあるものは、なんであろうと限界がある。「壊れ物の分」は障害者だけのものでもない。そんなことを思いました。でも、この話、妻夫木くん演じる恒夫の回想録の体裁を取ってるんだよねぇ。嫌な男だね。ラストシーンが好きです。幸せも不幸せも永遠の中の一瞬。そんな思いに包まれたラストでした。それにしても、あいかわらず暗い映画好きだよなぁ。